「ゲイシャコーヒー」の名前を聞いたことがある人は、多いかと思います。コーヒー好きの人は、飲んだことがある人もいると思います。
昨年末に、行きつけのコーヒーショップ「カザーナコーヒー」でゲイシャコーヒーが売られていたので、2種類買ってきました。
ブルマス・デル・スルキとオルティス2000、共に標高2,000m程度の高地農園で栽培されている希少品種です。
ゲイシャコーヒーは、どんなコーヒーなのか
ゲイシャコーヒーというと、まず第一にパナマのエスメラルダ農園が出てくるでしょう。
スペシャリティコーヒーのプライベートオークションも開催されていて、すごい金額で取引されています。日本に入ってきているものでは、100gで1万円を超えるものもあります。
昨年パナマに行く機会があったので買ってこようと思ったのですが、現地でもかなり高額で、焙煎の品質が不鮮明なコーヒー豆に投資できる金額ではありませんでした。
ルーツはエチオピアの在来品種と言われていますが、長い間高品質なコーヒー豆の生産ができずに、見捨てられていたとのことです。2000年以降、エスメラルダ農園が生産に成功し、スペシャリティコーヒーとしてのブランドを確立したという経緯となっています。
特徴は、他のコーヒーでは味わうことのできない「香り」です。
蜜柑、レモン、ネクタリン、パッションフルーツ、蜂蜜、チョコレート、ジャスミン、ベルガモットのように表現されています。
他に比較するような品種がなく例えるのが難しいのですが、フルーティーやフローラルな余韻という表現が、ぴったり当てはまると思います。
初めて飲むと、コーヒーでこんな豊かな香りが出せるものかと、びっくりすると思います。
ゲイシャコーヒーの、淹れ方のポイント
ゲイシャコーヒーは香りが一番の特徴なので、それを楽しめるように浅煎りか中浅煎りで焙煎されることがほとんどかと思います。
少し粗目に挽き、多めの分量を贅沢に使って淹れると、香り豊かなコーヒーとなります。
私が淹れたときのレシピは、以下の内容でハンドドリップしました。
- ナイスカットミル:4.0
- 50g/400cc(2人分)
- 90℃
終わりに
ゲイシャコーヒーは希少種なので、いつでも買えるようなものではありません。
豆の管理や焙煎品質が信頼できる店で見つけた場合には、手に入れてみてはいかがでしょうか。
世界的に有名なコーヒー豆はいくつもありますが、一つの頂点として、ゲイシャコーヒーの味を知っておくと、自分の中で基準ができていいかと思います。