今回は、北海道の走り方について、私が意識していることをいくつか紹介します。
私は車の自走で旅するスタイルですが、レンタカーやバイクの場合でも共通する話題かと思います。
本州とは異なる、北海道ならではの「走り方のコツ」があると感じています。20年間くらい、同じことを意識して走っていて無事故・ノートラブルですので、よろしければ参考にしてください。
北海道を走るために意識すること
欲ばって走り過ぎない
北海道に行くと、なるべく色々なところに行ってみたくなりますよね。私も北海道に行き始めた頃はひたすら走り回っており、1週間で北海道を2周分くらい走っていた頃もありました。
広大な土地でドライブを楽しむのが主目的の場合には、それで問題ないでしょう。
でも、観光も重視したい場合には、計画を立てるときに移動距離を考慮してください。
初めて行く場合にはイメージが湧かないと思いますが、考えている以上に北海道は広大だと思ってください。
郊外に行くと、「次のコンビニまで50km」といったレベルの距離感となり、移動距離が増える傾向にあります。
北海道は渋滞も少なく走るスピードが速いので、ある程度の距離だったら走れてしまいます。
でも、走っているだけだと、勿体ないと思います。歩く速度で景色を楽しんだりすることも考えて、移動距離はほどほどにしておくのがお勧めです。
何回か通い続けていると、移動時間や疲労感が、感覚として分かるようになってくるので、計画も立てやすくなります。
今回、私が走ったルートと、1日の走行距離は、以下のようになります。往路・復路ともに、苫小牧港を利用しています。
1日目:211km
2日目:220km
3日目:288km
4日目:294km(40kmくらいは、船で移動)
5日目:132km
6日目:402km
市街地に入るときのスピード超過に注意
北海道では、それなりのスピードで走ることになります。速度違反で捕まって、免停になる人も多いみたいですね。
速度違反の取り締まりですが、市街地に入るところで注意してください。必ず、何台か捕まっているのを見かけます。
郊外にある小さな町でも、市街地に入るときには、40km/hか30km/hの速度制限となります。速度制限の標識を見かけたら、速度違反の取り締まりをやっているかもしれないと、用心しましょう。
地元の車や北海道を走り慣れている車の後を走っていると、市街地に入るときに減速しているのが分かると思います。
ガソリンを早めに給油
郊外に行くと、ガソリンスタンドの数がかなり少なくなります。また、夕方になると営業終了となるところも多いです。
普段の感覚でいると、給油したいときに、ガソリンスタンドが何処にもないといった事態になりかねません。
そのため、早めの給油がお勧めです。
私の場合、残容量半分となったら準備を始め、残り1/3までには給油するようにしています。
幹線道路と平行している脇道を選ぶ
北海道では、幹線道路と平行して、いくつかの道が平行しているところがあります。
そのような場合、次のような理由により、脇道を選んで走ってみることをお勧めします。
- 人工物が減り、北海道らしい景色を楽しむことができる
- 幹線道路が混んでいるときも、脇道はたいてい空いている
- 速度違反の取り締まりは、幹線道路で行われている場合が多い
脇道といっても、土地に余裕がある北海道。幹線道路と同じくらいの道幅で、快適に走ることができます。
サンプルを1つ紹介します。
富良野へ南からアプローチする道、幹線道路はR237となりますが、いつも混雑していて取り締まりも多く見かけます。こういった場合、1つ横の脇道を選ぶと、信号もなくガラガラで快適に走ることができます。
夜間や早朝の野生動物に注意
郊外に出ると、多くの野生動物が生息しています。特に夜間や早朝、シカやキツネが車道に出てくるのをよく見かけます。
シカはかなり大型のものもいて、もし接触すると、大きな事故になりかねません。
普段の運転では野生動物の飛び出しを注意するようなこと、ほとんどないかと思います。北海道を走るときには、注意してください。
追い越しポイントに注意
北海道を走っていると、片側1車線道路での追い越しをよく見かけます。
自分が他車を追い越す場合や、逆に追い越される場合、危険なポイントがあることを覚えておいてください。
左カーブと上り坂頂点近辺では先が見えず、いつ対向車がくるか分かりません。こういった場所での追い越しは、避けた方が安全です。
逆に、安全に追い越ししやすいポイントは、右カーブ出口近辺と、下りの直線となります。
自分よりも早い車が来たときには、追い越ししやすい場所で道を譲ると、スムーズに追い抜いていきます。
終わりに
今回は、北海道を走る上で意識しておいた方がいいことを、紹介させていただきました。
事故を起こしたりトラブルに遭遇すると、せっかくの旅が台無しになります。そうならないよう、予防知識として参考にしてください。
次回からは、いよいよ北海道の観光ポイントについて、紹介していきます。