ヘルマンゆ吉の、ちょっとタメになる情報

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普段の生活で工夫しているコト、便利な発見をしたコトなど、知っているとうれしい、「ちょっとタメになる情報」を発信していきます。

岳沢の紅葉、比較的楽に行けるので、登山初心者にもお勧めです

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ちょうど2週間前の10/19~20、北アルプスの岳沢に紅葉を見に行ってきました。初めて行ったのですが、ロケーションが良く気に入りました。

いちおう「登山」としてのアプローチとなりますが、距離が短くて難易度も低く、これから登山を始めようとしている人にもお勧めできる場所だと感じました。

今年の紅葉は終わってしまいましたが、来年行ってみてはと思い、紹介させていただきます。

 

上高地へアクセスするポイント

岳沢へは、上高地からアクセスします。

上高地といえば日本を代表する山岳リゾート。多くの人が知っている第一級観光地です。

通年マイカー規制となっているので、バスや乗り合いタクシーで行くことになります。長野県側と岐阜県側からアプローチでき、私は長野県側からです。沢渡に車を停めてバスや乗り合いタクシーに乗り換えます。

数年ぶりに訪れたのですが、沢渡がかなり立派になっていました。駐車場は広いのですが、週末となると、前日の夜早い時間から満車となります。金曜日の夜は、なるべく早く出発するのが無難です。

沢渡はいくつか駐車場があるのですが、ナショナルパークゲート(バスや乗り合いタクシーの出発駅)近辺の駐車場を選ぶことをお勧めします。始発からしばらく定員一杯で出発するので、途中の駐車場からでは乗ることが困難です。

 

出典:https://www.kamikochi.or.jp/access/sawando

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赤丸で囲った2か所の駐車場が、ナショナルパークゲート近辺

 

バスや乗り合いタクシーに乗るとき、始発の時間が近づいてくると長蛇の列となります。始発の1時間くらい前だとまだ空いているので、早めに並び始めた方がいいです。

マイカーで上高地にアクセスする場合のポイントは、以下3点です。

  • 前日の夜、なるべく早い時間に沢渡に到着するようにする
  • ナショナルパークゲート近辺の駐車場を選ぶ
  • バスや乗り合いタクシーの始発前、早めに並び始める

 

岳沢までは樹林帯の登山

出典:https://www.yarigatake.co.jp/climbing-info/route/

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上高地から岳沢へのアクセスルート

 

上高地から岳沢までは、大部分が樹林帯の中を歩く登山となります。後半は沢に出て開けますが、ほぼ樹林帯の登りとなります。

道はよく整備されており、切り立った場所などはありません。

登山経験者なら、難なく2時間前後で到着できると思います。未経験者でも、ある程度体力があれば難易度は低いので、登山入門としてもお勧めできる場所です。

 

岳沢小屋のロケーションは最高

岳沢には、「岳沢小屋」があります。穂高連峰に囲まれた沢に位置していて、最高のロケーションです。

テントは沢沿いに張るスペースがいくつかあり、いい区画を選べばプライベート感たっぷり。絶景を独り占めできます。

テント泊する場合、なるべく早く到着して、いい場所をゲットすることをお勧めします。今回は10時頃の到着で、好きな場所を選び放題でした。

目の前に何も遮るものがなく、すばらしい景観の中、至福の時を過ごすことができます。

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テント泊は、いい場所をゲット

 

岳沢小屋から上部は、急にレベルアップ

岳沢小屋から上部は、急に難易度が上がります。急こう配で岩登りも含まれてくるので、初心者の人は経験者に引率してもらったり、経験を積んでから登った方がいいと思います。

このルートは、ヘルメットを着用した方がいいと思います。今回私が行った日に、大きな落石事故がありました。落石がヒットして腕をやられたらしいですが、ヘルメットを着用していなかったら即死するレベルの事故だったそうです。

岩場を登るときに落石のリスクは必ずあるので、少しでも身を守るような装備は必要ですね。

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岩場は落石注意

 

今年の紅葉状況

私が岳沢を訪れた10/19~20、まだ紅葉のピークには1週間くらい早い状態でした。年によっては、9月下旬でピークを迎える場合もあります。

紅葉は桜と同様に1週間でピークが変わるので、行くタイミングを見極めるのが難しいです。

結果論ではありますが、1週間後は台風19号によって外出できる状態ではなかったので、今年ベストなタイミングで行けたことになります。

岳沢小屋近辺はまだ紅葉が進んでいなかったので、上部の方に登ってみました。晴天の中、ほとんど混雑もなく綺麗な紅葉を楽しむことができました。

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岳沢パノラマ近辺が紅葉のピーク

 

レインボーマウンテンに登った:個人手配マチュピチュ旅行記

ここ数年ペルーの観光地で人気が出てきている「レインボーマウンテン」に登ってきました。結構ハードでしたが、すばらしい絶景を見ることができましたので、紹介したいと思います。

ガイドの説明によると、最近ペルーの観光地では、マチュピチュに続いて第2位とのことでした。ウユニ塩湖やナスカの地上絵を抜いているみたいです。

観光地化が進むと物価向上などの弊害も考えられますので、気になる人は早めの訪問をお勧めします!

 

 

移動は現地ツアー手配が必要

位置的に、クスコを拠点に日帰りで行く人が大部分かと思います。

クスコにはレンタカーもありますが、ガードレールのない狭いオフロードでのアクセスとなるので、自分で運転してくる観光客はまずいないと思います。

クスコの中心街には多くの旅行会社がありますので、そこでレインボーマウンテンの日帰りツアーを申し込むことになります。

私は、宿泊したホテルの近くにあった旅行会社(Lucky Peru Tour)を利用しました。

www.luckyperutour.com

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利用した旅行会社(Lucky Peru Tour)

以下の内容が含まれていて、1人70ソル、日本円にして2,450円程度です。ガイドもしっかりしていて良かったと思います。

  • ホテルからレインボーマウンテンまでの往復送迎
  • レインボーマウンテンでのガイド(英語OK)
  • レインボーマウンテンの入場料
  • ガイドによる酸素ボンベ携帯
  • 朝食・昼食(ビュッフェ)

クスコの中心街を歩いていると旅行代理店はいたるところにあるので、探せばもっと安いツアーもあったかと思います。

私の場合は時間最優先で行動していたので、金額が妥当と感じたし、スタッフの対応も丁寧で信頼できたので、ホテル近くで目についた旅行代理店ですぐ決めました。

この地はスペイン語圏となります。スペイン語を話せる場合は問題ないと思いますが、話せない場合は「ガイドが英語を話せること」を必ず確認してください。標高が5,100mと高く、高山病のリスクもあるので、意思疎通できないと致命傷となりかねません。

 

朝、クスコを出発するのに時間がかかる

乗り合いのバンでの移動となり、複数のホテルを周って参加者をピックアップしていきます。

朝5:00に宿泊していたホテルを出て、クスコを出発したのが6:00過ぎでした。ホテルの送迎時間が4:00~5:00となっていたので、起床時間は03:30くらい。

朝起きてからクスコを出るまで2時間30分かかっていることになり、時間のロスが残念でした。

ツアー参加メンバーの宿泊が近くのホテルに固まっている場合は朝のピックアップが短時間で終わるので、タイミングと運かと思います。

 

レインボーマウンテンの登山はハード

送迎で連れていってもらえる登山口は標高4,800m程度、そこから標高5,100m地点まで登ることになります。

空気が薄いので、なかなかハードなものでした。今回参加したツアー、時間配分が以下のようになっていました。

  • 登り:1時間30分間
  • 山頂での滞在:30分間
  • 下り:1時間

私は普段国内で登山していますが、このペース配分はかなりきついです。登山されている人は、1時間30分で標高差300mを登ることをイメージしてみてください。しかも、標高は4,800mからです。

登山道には馬がたくさんいて、乗せて運んでもらうことができます。今回は、時間切れで登頂できなくなるリスクも考え、登りで1時間程度歩いた後、馬に乗せてもらいました。

40ソル(約1,400円)の料金となりますが、すごいスピードで登っていくので、かなりの時間短縮になります。

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登りで馬を利用して、時間短縮


山頂は絶景

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登った後には絶景が待っています

山頂からの景観は絶景でした。ガイドの説明では、メインが4色、全部で12色の層となっていて、それぞれ鉱石が違うらしいです。

天候にも恵まれ、大パノラマを楽しむことができました。

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レインボーマウンテンをバックに

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5ソル払って、一緒に記念撮影

朝食と昼食

レインボーマウンテンに登る前と登った後、朝食と昼食ビュッフェがツアーに含まれていました。

レインボーマウンテン近辺で他に飲食店は見つからず、多くのツアーが利用していました。朝食、昼食付のツアーの場合、同じ店を利用する可能性が高いと思います。

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朝食・昼食を食べたレストラン

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ビュッフェ形式となっている


課題

今回参加したツアー、以下が課題だと感じました。これから訪れる人は、現地ツアーを選ぶ上で参考にしてください。

 

クスコを出るまで時間がかかる

朝起きてクスコの街を出発するまで2時間30分。これは明らかに時間のロスです。今回参加したツアーは、参加者のピックアップ場所が多く、時間がかかっていました。

そのため、参加者の分散状況や、クスコの街の出発時間を確認した方がいいと思います。

現地での滞在時間が短い

クスコを出るのに時間がかかったことも影響していると思いますが、現地での滞在時間が短かったです。

登山は自分のペースで歩けないと、体力の消耗が著しくなります。今回は馬を使って時間調整しましたが、時間に余裕があれば、自分の足で登頂できたと思います。

現地でどのくらいの時間を使えるのか、特に登りに割り当てられている時間を確認した方がいいと思います。

 

体力に自信のない場合には

以上のようにすばらしい絶景が見られるレインボーマウンテンですが、最大の課題は標高ですね。

私もそうでしたが、日本国内だと5,000mを越えるなんて未知の世界、少なからず不安を感じるかと思います。

体力に自信のない場合や高山病のリスクを軽減したい場合は、登山道の往復で馬を利用して下さい。

馬は山頂までは行けず、最後に10分程度は歩いて登る必要があります。そこだけ何とか頑張れば、登頂できます。それも無理だったとしても、馬を降りた地点で、かなりの絶景です。

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馬を降りた地点で、この景色が見られる

自分で歩いて登頂という目標があるのなら話は別ですが、この素晴らしい景観を見に行くのなら、馬を使うことで、多くの人が可能になると思います。

ワイナピチュ山登山と月の神殿:個人手配マチュピチュ旅行記

マチュピチュ滞在2日目は、マチュピチュ遺跡の近辺にあるワイナピチュ山に登ってきました。

マチュピチュを訪れた場合にはお勧めできるルートでしたので、どんな感じだったのか紹介します。時間に余裕があり、少しの体力があればチャレンジできるルートなので、参考にしてください。

 


ワイナピチュ山に登ると、何が待っているのか?

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この山に登ります、形状から見ても、結構な急こう配

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上からマチュピチュ遺跡全体が見下ろせます

マチュピチュといえば、遺跡ですよね。私もインカ帝国時代に築かれたと言われている遺跡を生で見たく、マチュピチュを訪れました。

遺跡内からでも壮大な景観が楽しめましたが、ワイナピチュ山に登ると、より高い位置から遺跡全体を見ることができます。上空から俯瞰して見下ろす形となり、これもとても壮大でした。

 

事前予約必須

マチュピチュ遺跡への入場と同様に、ワイナピチュ山への入山にも人数制限があります。

1日200人が2枠しかないので、事前予約は必須となります。人気が高く、予約はすぐに埋まってしまうようでした。

ホームページから容易に予約できるので、個人手配でワイナピチュ山に登りたい人は、先天必勝です。私は1月に予約しましたが、枠によっては、既に定員に達しているところもありました。

 

入山時刻が決められている

事前予約時に、入山時刻を選びます。今回の予約内容、以下となりました。

  • マチュピチュ遺跡への入場:07:00〜08:00
  • ワイナピチュ山への入山:07:00〜08:00

マチュピチュ遺跡への入場ゲートからワイナピチュ山の入山ゲートまで、まっすぐ急いで30分くらいの距離です。

08:00を過ぎるとワイナピチュ山に入山できなくなるので、07:00になったらマチュピチュ遺跡へすぐ入場し、ワイナピチュ山の入山ゲートを目指しました。

マチュピチュ遺跡は1日前に隅々まで歩いて道を把握できていたので、予定通り08:00前にワイナピチュ山の入山ゲートに到着しました。

 

ワイナピチユ山登山の難易度

登山道が整備されているので、技術的な難しさはありませんでした。

一つ気になったのは、ステップの奥行きです。登山道は全域にステップ(石の階段)が刻まれていますが、奥行きが靴底の半分から2/3くらいしかない場所が多く、足を横向きに運んだり、踵やつま先を使って進んでいきます。

このあたりは、しばらく歩いているとすぐ慣れるので、問題ないかと。

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登山道はこんな感じ、結構急こう配です

入山口が2,433mで、山頂が2,682m程度、標高差約250m程の登山でした。距離は短いのですが、急登となるので、それなりに体力は必要かと思います。

普段登山をしている人ならまったく問題なしで、それ以外の運動をしていて歩くことに自信がある人も大丈夫だと思います。

ワイナピチュ山への標準的なコースタイム、往復で2時間程度となっています。


ワイナピチュ山の入山方法

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入山ゲート

ワイナピチュ山に入山するには、入山ゲートで以下の方法をとります。

  • 事前予約していたチケットとパスポートを提示
  • 入山記録に、以下を記載名
    ー 姓名
    ー 国籍
    ー パスポート番号
    ー 入山時刻
  • 戻ってきたら、下山時刻を記入

下山チェックを厳密に行っているので、遭難して気付くのが遅くなるといったことはなさそうです。

 

更に先に進む

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観光客がぐっと減る、月の神殿

多くの入山者は、マチュピチュ遺跡からワイナピチュ山を往復していました。
登山ルートはワイナピチュ山の先に伸びており、月の神殿という遺跡を経由して、入山口に戻ってくることができます。

せっかくなので色々観てみたく、ワイナピチュ山から先に進みました。

先に進もうとしたときに、監視員から「この先に進むと入山口に戻るまで2時間30分かかるけど、大丈夫か?」と確認されます。「普段登山しているので問題ないよ!」と回答したら、すぐに通してくれました。

ワイナピチュ山頂から月の神殿を経由して入山口まで、下りと登りの複合ルートで、結構ハードでした。

このルートは一気に人が減りますので、静かな山歩きを楽しむことができました。

入山してワイナピチュ山、月の神殿を経由してスタート地点に戻ってくるまで、写真を撮りながらゆっくり歩いて3時間くらいでした。標準タイムは4時間となっていたので、ゆっくり目にペース配分設定しているようでした。

 

ワイナピチュ山登山はお勧めできるか?

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山頂近辺にあるプレート

時間と体力を使いますので、以下のうちいくつか該当項目がある場合には、お勧めできます。

マチュピチュ訪問を検討している人がいましたら、選択肢の1つにどうでしょうか?マチュピチュに日帰りだとちょっと厳しいですが、1泊すれば余裕をもって観光できます。

  • マチュピチュ遺跡全景を、上空から見下ろしたい
  • せっかくなので、マチュピチュ遺跡だけでなく、周囲も見てみたい
  • 登山が好きで、マチュピチュでも登山を楽しみたい
  • 一般の観光客とは違ったことをして、思い出を作りたい

マチュピチュでの登山、ワイナピチュ山だけでなく、マチュピチュ山もあります。どちらにするか悩みましたが、ワイナピチュ山の方が景観がいいとの情報がありました。

今回はワイナピチュ山に登りましたが、機会があればマチュピチュ山にも登ってみたいです。

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