ここ数年ペルーの観光地で人気が出てきている「レインボーマウンテン」に登ってきました。結構ハードでしたが、すばらしい絶景を見ることができましたので、紹介したいと思います。
ガイドの説明によると、最近ペルーの観光地では、マチュピチュに続いて第2位とのことでした。ウユニ塩湖やナスカの地上絵を抜いているみたいです。
観光地化が進むと物価向上などの弊害も考えられますので、気になる人は早めの訪問をお勧めします!
移動は現地ツアー手配が必要
位置的に、クスコを拠点に日帰りで行く人が大部分かと思います。
クスコにはレンタカーもありますが、ガードレールのない狭いオフロードでのアクセスとなるので、自分で運転してくる観光客はまずいないと思います。
クスコの中心街には多くの旅行会社がありますので、そこでレインボーマウンテンの日帰りツアーを申し込むことになります。
私は、宿泊したホテルの近くにあった旅行会社(Lucky Peru Tour)を利用しました。
以下の内容が含まれていて、1人70ソル、日本円にして2,450円程度です。ガイドもしっかりしていて良かったと思います。
- ホテルからレインボーマウンテンまでの往復送迎
- レインボーマウンテンでのガイド(英語OK)
- レインボーマウンテンの入場料
- ガイドによる酸素ボンベ携帯
- 朝食・昼食(ビュッフェ)
クスコの中心街を歩いていると旅行代理店はいたるところにあるので、探せばもっと安いツアーもあったかと思います。
私の場合は時間最優先で行動していたので、金額が妥当と感じたし、スタッフの対応も丁寧で信頼できたので、ホテル近くで目についた旅行代理店ですぐ決めました。
この地はスペイン語圏となります。スペイン語を話せる場合は問題ないと思いますが、話せない場合は「ガイドが英語を話せること」を必ず確認してください。標高が5,100mと高く、高山病のリスクもあるので、意思疎通できないと致命傷となりかねません。
朝、クスコを出発するのに時間がかかる
乗り合いのバンでの移動となり、複数のホテルを周って参加者をピックアップしていきます。
朝5:00に宿泊していたホテルを出て、クスコを出発したのが6:00過ぎでした。ホテルの送迎時間が4:00~5:00となっていたので、起床時間は03:30くらい。
朝起きてからクスコを出るまで2時間30分かかっていることになり、時間のロスが残念でした。
ツアー参加メンバーの宿泊が近くのホテルに固まっている場合は朝のピックアップが短時間で終わるので、タイミングと運かと思います。
レインボーマウンテンの登山はハード
送迎で連れていってもらえる登山口は標高4,800m程度、そこから標高5,100m地点まで登ることになります。
空気が薄いので、なかなかハードなものでした。今回参加したツアー、時間配分が以下のようになっていました。
- 登り:1時間30分間
- 山頂での滞在:30分間
- 下り:1時間
私は普段国内で登山していますが、このペース配分はかなりきついです。登山されている人は、1時間30分で標高差300mを登ることをイメージしてみてください。しかも、標高は4,800mからです。
登山道には馬がたくさんいて、乗せて運んでもらうことができます。今回は、時間切れで登頂できなくなるリスクも考え、登りで1時間程度歩いた後、馬に乗せてもらいました。
40ソル(約1,400円)の料金となりますが、すごいスピードで登っていくので、かなりの時間短縮になります。
山頂は絶景
山頂からの景観は絶景でした。ガイドの説明では、メインが4色、全部で12色の層となっていて、それぞれ鉱石が違うらしいです。
天候にも恵まれ、大パノラマを楽しむことができました。
朝食と昼食
レインボーマウンテンに登る前と登った後、朝食と昼食ビュッフェがツアーに含まれていました。
レインボーマウンテン近辺で他に飲食店は見つからず、多くのツアーが利用していました。朝食、昼食付のツアーの場合、同じ店を利用する可能性が高いと思います。
課題
今回参加したツアー、以下が課題だと感じました。これから訪れる人は、現地ツアーを選ぶ上で参考にしてください。
クスコを出るまで時間がかかる
朝起きてクスコの街を出発するまで2時間30分。これは明らかに時間のロスです。今回参加したツアーは、参加者のピックアップ場所が多く、時間がかかっていました。
そのため、参加者の分散状況や、クスコの街の出発時間を確認した方がいいと思います。
現地での滞在時間が短い
クスコを出るのに時間がかかったことも影響していると思いますが、現地での滞在時間が短かったです。
登山は自分のペースで歩けないと、体力の消耗が著しくなります。今回は馬を使って時間調整しましたが、時間に余裕があれば、自分の足で登頂できたと思います。
現地でどのくらいの時間を使えるのか、特に登りに割り当てられている時間を確認した方がいいと思います。
体力に自信のない場合には
以上のようにすばらしい絶景が見られるレインボーマウンテンですが、最大の課題は標高ですね。
私もそうでしたが、日本国内だと5,000mを越えるなんて未知の世界、少なからず不安を感じるかと思います。
体力に自信のない場合や高山病のリスクを軽減したい場合は、登山道の往復で馬を利用して下さい。
馬は山頂までは行けず、最後に10分程度は歩いて登る必要があります。そこだけ何とか頑張れば、登頂できます。それも無理だったとしても、馬を降りた地点で、かなりの絶景です。
自分で歩いて登頂という目標があるのなら話は別ですが、この素晴らしい景観を見に行くのなら、馬を使うことで、多くの人が可能になると思います。